娘のための電子辞書の購入で迷いました
私がこのサイトを作った理由は中2の娘に電子辞書買ってやろうと思ったときに何がいいのかよくわからんかったからなんですね。
今高校2年の息子に電子辞書を買ったときは家電量販店に勤めている友人にシャープの2世代型落ちの展示品を相場の半分で譲ってもらいました。今回も友人に問い合わせたら、今はそんなお得なのは無いと言われました。
じゃあどれがいいのと聞いたら、「春から中3になるなら高校を見据えて高校生モデルがいい」と言われました。
とりあえず、カタログをもらいに行きました。
現在、電子辞書を作ってるメーカーはカシオとシャープしか無いんですね。
カタログは非常にわかりづらいですね。
カシオもシャープも機能の説明ばかりでそれにどんなメリットがあるのかわかりません。しかもやたら収録コンテンツの説明も多いので余計に迷っちゃいました。
電気屋の友人は冷蔵庫担当なので聞いてもあまり詳しくないので自分でいろいろ調べました。さらに現役高校生の息子の意見を取り入れてみました。
その結果購入したのはカシオのXD-SX4800の当時のモデルの一つ前のモデルです。
今回、私がどうして4800シリーズに決めたのかをシェアします。電子辞書という家電はマイナーな割に結構値段が張るので自分の決定プロセスが誰かのお役にたてれば幸いです。
カタログを見比べてみた
まず、近所の電気屋に行ってカタログをもらってきました。
それぞれのカタログを開いた時の1ページ目の見開きはシャープがPW-SH6のシリーズでカシオがXD-G0000でした。
それぞれ両社の主力モデルなのでしょう。でも、カシオのXD-20000は総合モデルの最高峰なので高校生向けじゃありません。
もう少しページをめくってみるとありました。XD-4800が高校生モデルです。
シャープのSHシリーズは画面部分を裏返しにしてタブレットのようにできるのが一番の売りなんですね。そういえばシャープは電子手帳という分野のトップメーカでした。電子手帳を思い起こさせる機能です。
また、液晶のシャープですから液晶画面もWVGAカラー液晶をしていてきれいです。バッテリーにリチウムイオン電池を使用しているのでUSBケーブルで充電が可能です。
一方、XD-4800の売りは英語や語学系の資格のコンテンツが充実しています。英単語のネイティブ発音の数が最大20万語でPW-SH6よりも充実しています。英検やTOEIC、発音のコンテンツがシャープより上です。
電源は乾電池を使用していますが最長180時間使えます。PW-SHが100時間なので約2倍です。
TAFCOTと呼ばれる堅牢設計です。落下、加圧、振動に強いです。そういえばカシオはG-SHOCKのメーカーでした。耐久性は信頼がおけます。
カタログを読んだ印象はPW-SH4はハード面やユーザビリティを重視した作りに対し、カシオは語学を中心にソフト面を重視している作りです。この時点ではPW-SHが良さげに見えました。
高校生の息子に聞いてみた
うちには高校生息子がいます。現役高校生の意見を聞いたほうがいいと思って電子辞書の使い方について聞いてみました。
私「かなに電子辞書を買うんやけど、おまえ電子辞書ってどんな使い方してるの?」
龍二「英語の辞書に使ってる。」
私「英語の辞書しか使ってへんの。」
龍二「あと古語辞典かな。」
私「あんまり使ってないなあ、シャープの電子辞書やったら電車の中でも使えそうやん。」
龍二「いやいや、電車の中で電子辞書使う高校生なんかおらんよ。スマホ使うし。それに電子辞書重いやろ、電車の中で勉強するんやったら本のほうが軽いし使いやすい」
息子に言われてカタログを見てみたらPW-SH4の重量が290g、カシオが265gでした。女子高生が片手で持っている写真がカタログにありましたが重いし現実的ではないですね。息子の言うとおりモバイル的に勉強するならスマホや本で十分です。
私「じゃあ、龍二やったらどっち選ぶ?」
龍二「カシオ。」
私「なんで、シャープのほうが機能充実してるやん。」
龍二「使用時間が短い。学校でバッテリー切れたら使えないし。カシオのほうがリスニングの教材いっぱい入ってるから。かな英検とか受けるから英検とかTOEICの問題集が充実しているほうがええで。」
[スマホのバッテリーを電子辞書に使うのはもったいないし」
私「なるほど。」
龍二「それと俺、自転車通学やし教科書とか鞄に突っ込むから頑丈なほうがええわ。」
ここで息子に言われて気が付きました。電子辞書を買う理由って成績を上げるためだということに。
高校生の意見を参考にもう一度比較してみた
現役ユーザーの意見は参考になったのでもう一度考えを整理してみました。
360度液晶は必要か | 移動中はスマホの勉強アプリや紙の単語帳で勉強するほうが軽い。机の上で使うときは必要ない。 |
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電池の持ち | PW-SHは動作時間が短い外出先で電池が切れたら使えない場合がある。カシオは乾電池なのでコンビニで買える。充電で使いたかったらエネループを使えばいい。 |
勉強にはどちらがいいか | 大学受験を見据えたらリスニングがあるので音声コンテンツの多いカシオがいい。英検やTOEICのハイスコアは難関大学のAO入試にも役に立つ。 |
丈夫さ | シャープの画面の回転軸の耐久性に疑問を持った。かなは雑なので壊すかもしれない。カシオのTAFCOTは多少荒い使い方をしても大丈夫そう。 |
液晶のきれいさ | 漢和辞典はあまり使わなそうなので普通に見えればいい。 |
決めたのはカシオ
考えた結果、コンテンツを重視して、学校や図書館、塾でもバッテリー切れを心配せずに済みそうなXD-4800を買おう決心しました。勉強の役に立ちそうです。早速、家電量販店の友人に値引きをお願いしました。
しかし、高い高すぎます。
友情価格でも軽く3万を超えてます。もっと安くならないか聞いたら、安く買いたいならネットで旧型を買うほうが安いことを教えてくれました。
現在、最新機種がXD-SX4800です。一つ前のモデルがXD-SR4800です。
調べてみると少々違いはありますが、価格差ほどの違いはないようでした。
私の感覚では現行品(今年はXD-SX4800)よりも3千円以上安かったら旧型(XD-SR4800)のほうがお得のように思いました。購入した日は1万以上価格差があったので迷わず旧型をAmazonで買いました。家電製品はやっぱり旧型がお得でした。
毎年、新しい電子辞書は1月に発売されます。新しい電子辞書が発売されると旧製品の生産は終わります。つまり、旧製品は市場にある在庫だけです。
高校の合格発表が終わると電子辞書の需要が高まります。やっぱり安くていい辞書が欲しいので旧品の在庫がなくなったり、1-2月に比べて値段が上がっていきます。
現在Amazonだと旧製品の在庫はまだ残っています。しかも価格も2万円弱くらいです。
3月中旬から4月前半にかけて電子辞書はすごく売れるので、旧品が安く残っているうちに買わないと損ですよ。